アメリカ経済のお話し

アメリカ経済のお話し・FRBとは?何をやっているところ?

FRBって何?何をしているところ?

よくニュースでFRBが金利を上げるとか、下げるとか、物価の安定、インフレがどうのこうの、と言っているけどFRBってなんですか?

FRBとはアメリカの中央銀行です。金融政策によって物価の安定、雇用の最大化を目標にアメリカ経済が健全になるよう様々な政策をしています。

 

アメリカ中央銀行FRBのやっていること?

アメリカの中央銀行FRBって何をしています?・・

 日本だと日銀のことです。アメリカだとFRBになります。FRBは米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)の略称でアメリカの中央銀行になります。中央銀行の役割は「国民が生活を送りやすいように、金融面の環境を整える」です。お金を発行するだけでなく物価の安定や金融システムの安定を保つことで、健全に経済活動が発展するように様々な施策を実施しています。

アメリカの中央銀行FRBの2つの使命!

FRBは金融政策を進めるうえで2つの使命を持っています。

①物価の安定

②雇用の最大化

これを実現するためにFRBは金融政策を進めていきます。

 

物価の安定はなぜ必要か?

 

「物価の安定」がなぜ必要なのか?

物価が激しく動くと企業活動が阻害されて人々が生活するのも困難になるからです。日本では物価がずっとデフレ状態で長くインフレの経験がないので想像がしにくいですが、物価の乱高下が続くと経済活動が委縮してしまって経済発展が進まないのです。

 物価が激しく動くことを想像してみてください。先日まで1000円で売っていたものが今日3000円になり、2カ月後に5000円に、その半年後には500円になっている状態です。同じものの値段が短期間で激しく上下すると将来が不安になります。いつ物を買えばいいのか?分かりません。貯金しても将来値上がりして買えないかもしれません。

今後お金の人生設計が難しくなり物を買うのも怖くなります。アドバイスしているFP(ファイナンシャルプランナー)はキャッシュフロー表を作成できずお手上げでしょう(笑)

 企業でも、物価が乱高下した状態では経営計画など見通しが立てられなくなり、工場建設や人材採用の計画も立てづらくなります。

こんな状態で経済がうまく回るはずもありません。

 急激な物価上昇は個人消費を弱らせ、急激な物価下落は企業収益の減少を招いて賃金の下落、ひいては経済全体を縮小させるからです。物価が安定しないと経済が健全な成り立たないのです。

なのでFRBは金融政策によって物価の安定を目指しています。

雇用の最大化はなぜ必要か?

 

 それと同時に「雇用の最大化」も重要な使命です。物価の安定とともに経済成長を目指す必要があります。

雇用情勢を重要視するのは、雇用は賃金を通じて物価に影響を与えるからです。米労働省が原則として毎月最初の金曜日に発表する雇用統計は前月の経済状況の空気感を示すともいわれ、世界中から注目されています。

 「雇用の最大化」を責務に据えているのは主要な中央銀行でFRBだけです。

 

FRBの物価目標2%

アメリカのFRBや日銀など多くの中央銀行は物価目標は2%としています。

なぜ2%かは定かではないですが、このあたりが経済にとって丁度いいとの共通認識になっています。物価安定であれば物価は上がらず0%の方がいいのでは?と考えてしましますが、デフレ状態で物価下落状態に陥ってしまうと経済の停滞が長引くおそれがあり、金融政策の対応が難しくなるとの見方があり、ある程度物価上昇が必要との考え方が一般的です。

その物価上昇率が2%となっています。

世界的に目標物価上昇率は2%です。

 

物価を安定させるために

 物価を安定させるためにFRBなどの中央銀行が行う金融政策は金利の「利上げ」「利下げ」です。この金利の上げ下げは、銀行同士が取引する短期金利の上げ下げのことです。

 具体的には中央銀行が政策金利を上げたり下げたりして、銀行の短期金利を誘導するようにします。

政策金利とは、景気や物価の安定など金融政策上の目的を達成するために、中央銀行(日本では日本銀行)が設定する短期金利(誘導目標金利)のことで、金融機関の預金金利や貸出金利などに影響を及ぼします。一般的に好景気によるインフレ(物価上昇)傾向になると政策金利を引き上げて経済の過熱を抑え、反対に不景気によるデフレ(物価下落)傾向になると政策金利を引き下げて経済を刺激します。

 

2022年 アメリアの記録的なインフレでのFRBの記録的な利上げ

2021年から2022年世界中で記録的なインフレが起こって、特にアメリカでは一時インフレ率が9.1%と約40年ぶりに高くなりました。食費や家賃、ガソリンなどの価格が急上昇して、この急激なインフレで国民の不安や不満が多くなりました。

 FRBはこのインフレを押されるために、大慌てで利上げを短期間に行いインフレ退治に乗り出しました。通常利上げは年8回開かれるFRBの会合FOMCで0.25%づつ行うのですが、FRBは本気でインフレを退治するために1回で0.5%や0.75%と急激に利上げを行いました。

 ただここで難しい問題があります。 この利上げは景気にが逆風になります。インフレを抑えるためには利上げは必要ですが、利上げが行き過ぎると経済活動にブレーキがかかり景気が悪化、失業者が増えてしまいます。そうするともう一つの使命、「雇用の最大化」が達成できません。

 このような状況の中、今FRBはインフレ退治を優先しています。ただ「雇用の最大化」を目標にしているFRBは景気にも配慮しなければいけません。利上げも行き過ぎると景気や雇用、金融システムの安定が損なわれます。今FRBは難しいかじ取りを迫られています。

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FRBって何?何をしている?のまとめ
  1. FRBはアメリカの中央銀行 メンバーが集まるFOMCで金融政策を議論、実施。
  2. ミッションは「物価の安定」と「雇用の最大化」
  3. 物価目標は年率2%を目指している。
  4. 物価の安定、雇用の最大化のため金利の上げ下げを実施している。